Hum Reprod. 2022
世界の論文から
異常胚やモザイク胚(正常な染色体の細胞と染色体異常のある細胞が混在している胚)を移植した場合の転帰について調査した研究。前医での着床前診断で異常胚やモザイク胚と診断され、移植を断られた胚を50名に移植した結果、8人が出産に至り、流産が11回、陰性判定が38回となった。出産児の7名は染色体正常であり、1名が着床前診断通りの染色体異常を認めた。流産して染色体検査が可能であったが9件のうち、4件は染色体正常、5件は着床前診断通りの染色体異常であった。