J Assist Reprod Genet 2016
世界の論文から
この研究は体外受精治療中の男女の心理面での違いについて検討した。男性より女性の方が精神的な負担の程度が大きく、またその期間が長くなる傾向にあった。女性は、治療期間中「抑うつ」と「不安」を感じ、特に採卵日、移植日、妊娠判定前に最大になった。一方、男性には「不安」はなく、「抑うつ」だけが治療開始前から存在し、徐々に増加して妊娠判定日前に最大になった。したがって男女の違いを加味した心理サポートプログラムが必要であると報告している。