Am J Obstet Gynecol. 2026 Julより
世界の論文から
Antidepressant Continuation in Pregnancy and Postpartum Depression Risk Across Racial and Ethnic Groups
妊娠中の抗うつ薬の継続服用と、人種・民族グループ別の産後うつ病リスク
本研究は、妊娠前から抗うつ薬を使用していた女性が、妊娠中も薬を継続することで産後うつ病のリスクが変わるかを調べた研究です。対象は6,552人で、妊娠中も抗うつ薬を継続した群、中止後に再開した群、中止した群に分けて比較しました。その結果、抗うつ薬を中止した女性では、継続した女性に比べて産後うつ病のリスクが約14%高く、重症の産後うつ病は約33%高くなりました。特に、妊娠中にうつ症状が残っている状態で薬を中止した女性では、産後うつ病のリスクが大きく上昇していました。一方、人種や民族による大きな違いは認められませんでした。妊娠を理由に一律に抗うつ薬を中止するのではなく、妊娠中の症状を確認しながら、治療継続について医療者と相談することの重要性を示した研究です。
