神奈川県の不妊治療専門クリニック 矢内原ウィメンズクリニック

Hum Reprod.2026 Mayより

世界の論文から

Periconceptional ultra-processed food consumption in women and men, fertility, and early embryonic development
妊娠前後の男女における超加工食品の摂取、生殖能力、および胚の初期発生
本研究は、カップルの妊娠前後の超加工食品(UPF)摂取が、妊孕性および妊娠初期の胚発育に関連するかを検討した前向きコホート研究である。対象は女性831名、男性パートナー651名で、食事摂取は妊娠12週前後の食物摂取頻度調査票により評価し、NOVA分類を用いてUPF摂取割合を算出した。女性のUPF摂取中央値は総摂取量の22.0%、男性では25.1%であった。女性ではUPF摂取と妊孕性低下との明確な関連は認めなかったが、UPF摂取が多いほど妊娠7週時点の頭殿長(CRL)および卵黄嚢容積が小さい傾向を示した。一方、男性ではUPF摂取が多いほど妊娠成立までの期間が延長し、不妊傾向と関連した。これらの知見は観察研究であり因果関係は断定できないが、プレコンセプションケアにおいて女性だけでなく男性の食習慣を考慮することの重要性を示しており、UPFの過剰摂取を控え、栄養バランスのよい食事を指導する意義が示唆される。

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