神奈川県の不妊治療専門クリニック 矢内原ウィメンズクリニック

Proceedings of the royal society biology 2026 Marより

世界の論文から

Sperm storage causes sperm senescence in human and non-human animals
精子の体内での長期蓄積は、ヒトおよび動物において精子の老化を引き起こす

このメタアナリシスの研究では、ヒト115研究・54,889人と、30種の非ヒト動物56研究をまとめています。結論として、精子は長く貯留されるほど質が低下しうるとしており、ヒトでは禁欲期間が長いほどDNA損傷や酸化ストレスが増え、運動率・生存率が低下する傾向が示されています。精子は長く体内にとどまるほど、少しずつ質が低下する可能性があることが示されました。特に、禁欲期間が長すぎると、精子の運動性や生存率が下がったり、DNAの傷つきが増えたりする傾向が報告されています。このため、以前は禁欲期間を2~7日程度あけることが一般的とされてきましたが、最近はもう少し短い期間のほうが良い場合もあるのではないかと考えられています。むしろ、場合によっては禁欲期間が短めのほうが、質のよい精子が得られる可能性があります。

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