白と黒のお話
診療日記
僕は診察中によく白と黒のお話をします。
どうしてもヒトは物事を白と黒に分ける傾向があります。
僕が携わっている分野の事も、白と黒のどちらなのかを皆知りたがります。
妊娠するのか、しないのか。。
でも、ほとんどの物事は“灰色”ではないでしょうか?
その“灰色”が黒に近いのか、白に近いのかによって治療の内容が違うのです。
白に近い場合はきっと時間は掛かるかもしれませんが、自然に妊娠するでしょうし、
黒に近ければ、体外受精でもなかなか妊娠には至らないのです。きっと。
やってみないと分からないけど、僕はいつもあきらめないでほしいな、と思っています。